立花商店のホームページでさつき作業所のチョコが紹介されました。

社会福祉法人 尾道さつき会 尾道さつき作業所

障害を持つ方の就労支援施設である尾道さつき作業所でも現在bean to barチョコレートを作っています。
施設の利用者の方が関わる工程の部分は主に焙煎済のカカオ豆の皮むき工程とチョコレートの包装工程です。通常のbean to barの工房では半自動の機械で皮を飛ばしていますが、この作業所では全て手剝きで一つ一つカカオ豆を剝いています。またパッケージの絵は全て施設の利用者の方が描いたデザインです。
私も実際に豆を剝いている作業を見てきたのですが、皮の残りかすが一枚も入らない、本当にとても丁寧な仕事をされていました。
このカカオ豆の皮むきという繰り返し行なう単純作業が、障害を持つ方が行う作業としてとても性質に合っているそうです。
今まで福祉作業施設では障害のある方への就労支援作業として製パン作業が一般的とされていたのですが、製パンは生地の発酵後に急いで成型し焼き上げないといけず、時間に追われる作業になるため、重度の障害者の方へは適さない作業だったそうです。チョコレートの製造はテンパリング後の型への流し込みの時間以外は時間の調整がしやすいために福祉作業として最適とのことでした。
この尾道さつき会の事例が成功例として認知され、bean to barチョコレート作りが福祉作業施設の業界での新しい事業として広まっていけばいいな、と思います。
分厚い板チョコの中にはヘーゼルナッツやオレンジピールが混ぜ込んであるガナッシュクリームが挟まっていて、本当に絶品です。この作業所ではオレンジやグレープフルーツも自家製ジャムやドライピールに仕上げていて、本当に美味しいです。
一日に作ることのできる数はとても少なく限られており、1店舗だけでもすぐに完売してしまうそうで、今は取り扱い店舗を拡大せず、ONOMICHI U2だけで販売をしているそうです。

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